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骨董品のお手入れ方法|陶磁器・金属工芸品など

正しいお手入れが必要な骨董品

 

骨董品の購入を考えている、または骨董品が家にあるものの、手入れ方法がわからず困っている方も多いのではないでしょうか。骨董品のお手入れ方法は骨董品の種類によって異なりますが、お手入れ方法を間違えると劣化や破損の原因になることがあります。

 

そこでこの記事では、「陶磁器」「金属工芸品」「木製品」の3つのジャンルで骨董品のお手入れ方法を紹介します。骨董品を正しくお手入れして、「できるだけ価値を下げずに保管したい」「長く綺麗に保ちたい」という方はぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

陶磁器のお手入れ方法

まずは「やきもの」の骨董品から。陶器と磁器のお手入れ方法をそれぞれ見ていきましょう。

陶器の場合

陶土と呼ばれる粘土を主原料とする陶器は、水が染み込むと抜けにくい性質があります。また水分や湿気が付着するとシミができたりカビたりしてしまうことがあるため、お手入れの際は乾拭きするか、手早く水拭きしてしっかり乾燥させることが大切です。

 

汚れが軽い時は乾いた柔らかい布で汚れを優しく拭き取り、汚れがひどい時は軽く濡らした布で拭くか、手早く水で洗ってから水分を拭き取り、通気性の良い日陰で完全に乾かしてから収納しましょう。

磁器の場合

陶石を砕き粘土を混ぜた物を主原料とする磁器は、陶器ほど水分に弱くないものの、水分や湿気がシミ・カビの原因になる場合もあります。そのため陶器のお手入れ方法と同じで、汚れが軽い時は乾いた柔らかい布で、ひどい時は手早く水で洗ってしっかり乾燥させましょう。絵柄のついた磁器は強くこすると絵柄が剥がれてしまうことがあるので、優しく汚れを落とすことを意識してください。

金属工芸品のお手入れ方法

続いては、日本でも古くから金工師などの手によって仏像や花瓶、武器、日常用品など幅広く作られてきた、金属工芸品のお手入れ方法を紹介していきます。

銀製品の場合

銀製品は放置すると空気中の成分と反応して黒ずみができるのが特徴です。保管時は空気に触れないようにし、定期的に乾いた柔らかい布で軽く磨きましょう。黒ずみができてもサビやカビではない場合が多いので、強力な洗剤を使用せず、薄めた台所用中性洗剤や重曹で軽く磨いて落とすことをおすすめします。

銅製品の場合

銅製品は水分や湿気により青いサビ(緑青)ができたり、黒ずんだりするのが特徴です。銀製品と同じで、普段からこまめに乾いた柔らかい布で軽く磨きましょう。青いサビや黒ずみができてしまった場合は、家庭用のお酢と塩を1:1の割合で混ぜ、水で薄めたものを布につけてこするという方法が効果的です。そのあとしっかり水洗いし、乾いた布で拭きましょう。

錫製品の場合

錫製品はサビにくくお手入れしやすい製品です。普段は銀や銅と同じく乾いた柔らかい布で軽く磨きます。もし黒ずみができた場合は、薄めた台所用中性洗剤か重曹で優しくお手入れし、乾拭きして乾燥させましょう。

木製品のお手入れ方法

木の彫り物や器など、骨董品には木製品もさまざまあります。ここでは、漆器と木のオブジェ(彫り物)などのお手入れ方法を紹介します。

漆器の場合

木や紙などの素地に、ウルシの木の幹から採取した樹液から作られる漆を塗って作る工芸品の漆器は、湿気より乾燥に弱いのが特徴です。そのため日常的に使って洗うのが良いと言われていますが、使わない場合は保管場所に気をつけ、定期的に水拭きするのも保湿に効果的でしょう。

 

しかし水滴が残ると跡が残ってしまうため、濡らしたあとはきちんと拭き取ることが大切です。基本的に洗剤は使用せず、汚れがひどい場合は薄めた台所用中性洗剤を使います。

木のオブジェなどの場合

木彫りの作品などは、多くの場合濡らすのが禁物です。また直射日光や著しい乾燥にも弱く、ヒビ割れや変形が起こることがあります。空気に触れて変色することは少ないので、保管場所に気を使い定期的に様子をみるようにしましょう。飾る場合は、定期的に柔らかいホコリ取りでホコリを落とすことをおすすめします。

骨董品は正しいお手入れ方法を心がけよう

「陶磁器」「金属工芸品」「木製品」の3つのジャンルで骨董品のお手入れ方法を紹介しました。自宅で綺麗に保管・お手入れするのが難しいと言われる骨董品は、劣化や破損によって価値が失われてしまうこともあります

 

また、飾る場合もしまって保存する場合も、定期的に正しいお手入れを行うことが大切です。この記事を参考にしつつ、作品ひとつひとつの正しいお手入れ方法を詳しく知りたい場合は、骨董品の専門店に相談してみましょう。

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