終活は何から始める?やるべきこと6選!終活で人生を振り返ろう
近年では、「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。自分が元気なうちに、人生の最後の段階に向けて備えておくことはとても重要です。しかし、自らの老後や死に対して、具体的に何を準備すれば良いのかが分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、終活を始める方の手助けとなれるよう、終活で行うべき6つの項目をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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終活とは?
終活とは、人生の最終段階に備えて、整理・準備する活動のことを言います。身の回りの物はもちろん、財産や人間関係を「整理」しておくことで、自分の死後、残された家族の負担が軽減できます。
また、老後の資金や葬儀・お墓の「準備」をしておけば、残された期間を少しでも安心して過ごせるようになります。このように、あらかじめ準備することで最後の時をより平穏に迎えられるようにするのが終活の目的です。
終活でやること6選
今まで生きてきた人生を振り返る作業となるので、終活でやるべきことは膨大です。そのため、何をすれば良いのかを分からないまま始めてしまうと、途中で投げ出してしまいかねません。まずは、終活でやるべき内容をはっきりさせましょう。やるべきことが分かったら、次に計画を立てて、一つずつ進めていくことが大切です。ここでは、終活で行う代表的な項目を6つご紹介します。
身の回りの物の整理と処分
身の回りの物の整理と処分は、終活の中でも特に時間がかかり、大変な作業です。今まで使用していた家具、家電、衣類などの日常品からアルバムなどの思い出の品まで、あらゆる物が整理・処分の対象となります。不要な物を整理し、必要な物だけを残すことで、居住環境と共に心までスッキリさせてくれます。
エンディングノート・遺言書の作成
エンディングノートや遺言書は、自分の死後、大切な人に対して自らの意思を伝えられる限られた方法の一つです。エンディングノートには、葬儀やお墓に関する希望、家族へのメッセージ、貴重品の保管場所などを自由に書ける反面、法的効力はないので注意しましょう。遺言書には、財産の分配や自らの意思を明記しておくことで、遺産相続を円滑にでき、遺族に対する負担を軽減できます。
財産目録の作成
終活において、財産目録の作成は非常に重要です。財産目録には不動産、銀行口座、投資、保険、貴重品、借金などの詳細情報を含め、その価値や所在地などを明確に記録します。一覧表があれば、遺族や相続人が財産の詳細を把握しやすくなるため、遺産の分配や法的手続きを進めるのに役立ちます。
葬儀やお墓の事前予約
葬儀やお墓の事前予約は、残された家族に負担をかけないための手段として有効です。自身の希望や宗教的な信念に基づいて、葬儀の形式、場所、参列者、お墓の種類などを決めましょう。事前に予約しておくことで、自らの最後の希望を尊重しながら、遺族に安心感を与えられます。
デジタル遺品の整理
近年では、インターネットやSNSが身近な存在になっているため、デジタル遺品の整理も忘れてはならない終活の一つです。デジタル遺品には、ウェブサイトやソーシャルメディアのアカウント、電子メール、写真、動画、ドキュメントなどが含まれます。これらを整理し、アクセス方法を家族に伝えておくことで、自分の死後、家族が簡単に管理できるようになります。
死ぬまでにやりたいことリスト作成
自分が死ぬまでにやりたいことをリストアップするのも終活として大切な作業です。このリストには、やってみたい経験、達成したい目標、訪問したい場所、会いたい人など、残りの人生で実現したい内容を明確に列挙します。このように、優先順位を付けて書き出せば、自分が人生において大切にしていることが分かり、人生の最後を充実させるためのガイドとなるでしょう。
終活で人生を振り返ると、残された時間をもっと大切にできる
今回は、人生の最期に備えるためにやるべきことをご紹介しました。財産目録やエンディングノート・遺言書の作成から始まり、身の回りの整理・処分など、終活で行う作業はとても多く、時間もかかります。しかし、このように準備しておけば、遺族の負担が減るだけでなく、自ら人生を振り返ることができ、残された時間をもっと大切にするきっかけとなります。