美術館での服装マナーとは?4つのポイントと鑑賞の注意点を解説
美術館へ行く際、どのような服装で行けばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか?結論から言うと、美術館にはドレスコードはありません。館内の雰囲気を損ねない服装であれば、どのような服装でも大丈夫です。
しかし、美術館へ行くときの服装のポイントや注意点があるため、事前に確認しておきましょう。
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美術館へ行くときの服装マナーとは?
美術館へ行くときの服装のマナーは基本的にはありませんが、気を付けた方がいいポイントがいくつかあります。
最小限の荷物
美術館では貴重な作品がいくつも展示されているため、荷物を最小限にしておきましょう。荷物が多いと、作品や他の鑑賞者にぶつかってしまう危険があります。また、重い荷物を持って館内を歩くのは負担となり、自身が鑑賞に集中できなくなるかもしれません。
美術館にはクロークやコインロッカーを備えているところも多くあるため、荷物が多い場合には事前に預けるのがおすすめです。貴重品のみを持ち運べる小さなバッグを用意するなどして、移動しやすい最小限の荷物に留めておきましょう。
歩きやすい靴
美術館の館内は広く、長時間歩くことになるため、歩きやすい靴を選びましょう。美術館の作品を全て観ようとすると1~2時間はかかるため、踵の高い靴や歩きにくい靴は疲れてしまったり、靴擦れを起こしてしまったりしてしまいます。館内のイスやソファは限りがあり、必ずしもすぐに休憩ができるとは限らないため、靴には注意しましょう。
また、館内の床は足音が響きやすく、静まり返った館内では鑑賞の妨げになってしまう可能性があります。履きなれたゴム底の靴がおすすめです。
落ち着いた服装
美術館は作品鑑賞だけでなく、美術館自体の雰囲気を楽しむ人も多いため、雰囲気を損ねないような落ち着いた服装がおすすめです。
他の鑑賞者の妨げにならないように、目立つ派手な色の服やスパンコールなどの光る服装は控えましょう。美術館に合わせて落ち着いた服装でおしゃれを楽しむのがおすすめです。
美術館の館内は作品を保護するために温度や湿度の管理がされており、寒さを感じる場合があります。ブランケットの貸し出しをしている美術館もありますが、休止していたり、数に限りがあったりするため、自身で体温調節をしやすいように上着やスカーフ・ストールなどを1枚持っておくと安心です。
シンプルなアクセサリー
アクセサリーはシンプルなものを選びましょう。静かな館内では金属音が響きやすいため、ぶつかり合うアクセサリーは鑑賞の妨げになってしまいます。他にも、光を反射するアクセサリーも控えてください。
また、長さのあるアクセサリーには注意が必要です。作品を鑑賞する際、振り子のようにアクセサリーが揺れて作品にぶつかってしまう可能性があるため控えるべきでしょう。
美術館での注意点とは?
美術館では貴重な作品を取り扱っているため、鑑賞には注意が必要です。
館内では帽子を脱ぐ
帽子をかぶって美術館へ行った場合、館内では脱ぎましょう。高さのある帽子は他の鑑賞者の妨げになってしまいます。
また、野球帽のようなつばがある帽子も、鑑賞に集中し顔を近づけてしまうと帽子のつばが作品に当たる危険性があるため、館内では帽子を脱ぐことをおすすめします。
香水はなるべく控える
美術館では空気がこもりやすいため、香水は控えめにしましょう。貴重な作品を取り扱う展示室内は日光から作品を守るために、基本的に窓がありません。
注目作品の前は特に人が密集するため、においがこもりやすい傾向にあります。香水はなるべく控えるようにするのがおすすめです。
リュックはできるだけ避ける
大きさに関わらず、できるだけリュックは避けましょう。荷物に目が届かないため、貴重な作品にぶつかってしまう危険があります。作品や人にぶつかりやすいリュックは避け、最小限の荷物のみ持っていきましょう。
最低限のマナーを守って美術鑑賞を楽しみましょう
美術館にはドレスコードはありませんが、公共の場所のため、他の鑑賞者への配慮が必要です。作品の色合いやアイテムを意識したファッションを取り入れることも美術館を楽しむ方法の1つです。
最低限のマナーの範囲内でおしゃれをして、美術鑑賞を楽しみましょう。