空き家の荷物を効果的に整理するには?費用目安や安く済ませるコツも
空き家を売却したりリノベーションして活用したりしたいけれど、整理しなければならない荷物がたくさんあって困っているという方も多いのではないでしょうか。空き家は、売却するにしても修繕するにしても、不用品を処分するといった荷物の整理が必要になります。
この記事では、空き家の荷物を効果的に整理する方法や、整理を依頼できる業者の種類、不用品処分にかかる費用目安や費用を押さえるコツについて解説していきたいと思います。
この記事を読むための時間:3分
空き家の荷物を効果的に整理する方法
空き家の荷物を効果的に整理する方法は、以下の4つです。
粗大ゴミとして処分する
まず、大きなゴミは自治体の粗大ゴミとして処分します。まず粗大ごみとして回収してくれる品目を確認し、スーパーやコンビニなどで粗大ごみ用のシールを購入しましょう。また、指定の処分施設に自分で持ち込めば、回収よりも安く処分できる場合が多いです。
家電量販店で引き取ってもらう
冷蔵庫や洗濯機などの指定家電は、有料にはなりますが家電量販店で引き取ってもらうことが可能です。料金はリサイクル料金の他に運搬料金が加算されますが、家電リサイクルセンターが指定する引取所に持ち込んだ場合は運搬料金がかからないため、家電量販店で引き取ってもらうよりも費用が押さえられます。
回収ボックスを利用する
小型家電リサイクル法の指定品目になっている小型家電は、街中に設置されている回収ボックスを利用すれば回収してもらえます。回収可能な品目は自治体によって異なるので、事前に確認しましょう。
リサイクルショップやフリマアプリを利用する
まだ使用できそうな家具や家電は、リサイクルショップで買い取ってもらったり、フリマアプリなどで売るという方法もあります。発送などの手間はかかりますが、利用者の多いフリマアプリは、リサイクルショップよりも高い値段で取り引きできることが多いです。
空き家の整理を依頼できる業者の種類
空き家に大量の荷物が残っている場合、自分たちだけで整理するのが難しいケースもあるかと思います。そのような場合に空き家の整理を依頼できる業者をご紹介します。
不用品回収業者
不用品回収業者は、不要品を分別し、処分や買取を行ってくれる業者です。一般廃棄物収集運搬業または産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しています。
リサイクル業者
リサイクル業者は、まだ使える家具家電、小物などを買い取ってくれる業者ですが、有料で不用品の整理や処分まで行ってくれるところもあります。
解体業者
解体業者は文字通り建物の解体を行う業者ですが、建物を解体する際に木くずと合わせて処分できる木製の家具などは、お願いすれば処分してくれる場合もあります。
遺品整理業者
遺品整理業者は、残したい遺品などを仕分けした上で不用品の処分や清掃まで行ってくれる業者です。仕分けや片付け、清掃まで含まれるため不用品回収業者などに比べて費用は高額になりますが、遺品として残しておきたい家財道具が多い場合には依頼を検討してみましょう。
空き家の不用品処分にかかる費用目安
空き家の不用品処分にかかる費用目安は、方法によってさまざまです。まず粗大ごみとして回収してもらう場合は、自治体によって差はあるものの、品目によって数百円~2,000円程度みておくといいでしょう。
処理施設に持ち込む場合は処理方法によって手数料が異なり、キロ当たりで値段が設定されていることが多いです。家電量販店などで引き取ってもらう場合は1,500~数千円程度+運搬料金2,000~3,000円がかかります。
業者に処分を依頼する場合、依頼する業者によって1㎡あたりの料金が決められていたり、量にとって決められていたりとさまざま。これらに人件費や出張料が加算されるケースが多いです。
空き家の荷物整理の費用を抑えるコツ
空き家の荷物整理の費用を抑えるコツは、以下の通りです。
できるところは自分でする
まずは自分でできるところは自分でするというのが第一。
・まだ使えそうな物は知人に譲ったり売却するなどして少しでも減らしておく
・要る物と要らない物を仕分けしておく
・無料で捨てられる物はゴミの日に出しておく
など、少しでも依頼する事項を減らしておくと費用が抑えられます。
複数の業者に見積もりをとる
空き家の荷物整理に業者を利用する場合は、1社ではなく複数の業者に見積もりをとることが大切です。空き家の荷物整理に対応している業者にはさまざまな形態があり、費用についても明確な基準や相場が決まっているわけではありません。複数の業者に見積もりを依頼し、サービスの内容と価格をリサーチした上で依頼する業者を選びましょう。
空き家の荷物は計画的に整理しよう
空き家の荷物整理は大変な作業ですが、まずは荷物の量や内容を把握してどこまで自分でやるのか、どの部分を業者に依頼するのかを見極めることで、効率的に整理することができます。業者に依頼する場合は複数の業者から見積もりをとり、提供サービスや価格をリサーチした上で自分のケースに合った業者を選びましょう。
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