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【遺品整理】よくあるへそくりの隠し場所と見つけたときの対処法

遺品整理でへそくりの隠し場所を探す虫眼鏡

 

遺品整理をしていたら「へそくり」が出てきた…というのは、よくある話です。しかしその一方で、遺品を捨ててしまった後で隠れていたへそくりの在処が発覚したり、へそくりがきっかけで親族間のトラブルに発展してしまうことも。

 

この記事では、へそくりの種類やよくある隠し場所、へそくりを見つけたときの対処法などをご紹介します。トラブル防止のためのポイントも解説するので、気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を読むための時間:5分

遺品整理で見つかるへそくりの種類

遺品整理で見つかるへそくりは、現金だけではありません。家族に黙って所有していた貴金属や時計などもへそくりに含まれます。また、有価証券や不動産、知的財産等も同様です。近年では、現金をそのまま隠し持っているわけではなく、電子マネーや仮想通貨などの形でへそくりしているケースもあります。一昔前よりも、へそくり探しの難易度はさらに上がっていると言えるでしょう。

【遺品整理】へそくりの隠し場所

ここからは、へそくりのよくある隠し場所をご紹介します。遺品整理の際には、これから紹介する場所をよくチェックしてみてください。

タンス

へそくりの隠し場所としてありがちなのがタンスの中です。探すときには、タンスの引き出しの中だけではなく、隅々まで探してみてください。タンスの裏や引き出しの裏に貼り付けてあるケースもあるため要注意です。現金以外にも、通帳や印鑑等が入っていることも多いでしょう。

畳の下

故人の部屋を片付けようと畳やカーペットをめくった際に、へそくりが発見されることも少なくありません。意外に思われるかもしれませんが、普段めくることがなく、見当がつかないからこそ隠し場所に最適なのです。遺品整理の際は忘れずに確認しましょう。

仏壇や神棚の近く

亡くなられた方が高齢だった場合に多いのが、仏壇や神棚の近くにへそくりが隠してあるケースです。これは大切なお金を仏様や神様の近くで守ってもらおうという考えに加えて、仏壇や神棚の近くで悪事を働こうとする人はいないだろう…という心理だそうです。仏壇や神棚を掃除する機会や引っ越しする際に気付いて、どうしたら良いのか戸惑われる方もいらっしゃいます。

写真立ての中

写真立てや表彰状、絵画が入っている額縁の中にへそくりが隠されていることがあります。片付けの際に比較的見つけやすい場所ではありますが、写真立てや額縁ごと処分した場合や、そのまま飾っている場合には、見過ごされてしまうこともあるでしょう。

 

また、掛け時計の裏側などからへそくりが出てくるケースもあるため、壁にかけてあるものや飾ってあるものは、隅々まで確認してください。

座布団や布団の中

高齢者の中には、座布団や布団の中にへそくりを隠している方もいらっしゃるようです。これらのものは確認せずにそのまま処分してしまう可能性も高いため、十分に注意しましょう。

遺品整理でへそくりを見つけたときの対処法

遺品整理でへそくりの隠し場所を見つけた夫婦

 

へそくりは遺産の一部なので、慎重に取り扱う必要があります。ここからは、遺品整理の際に、へそくりを見つけたときの対処法をご紹介します。

必ず遺産目録をつける

遺産目録とは、遺産の全容を把握するために必要な一覧表のことです。後ほど解説する遺産分割協議や、遺産分割調停をスムーズに行うために必要となるため、へそくりを見つけたときには必ず記入しておきましょう。遺産目録の用紙は、家庭裁判所で手に入れるか、裁判所のウェブサイトから書式のダウンロードも可能です。

遺産として申告する

へそくりも遺産の一部なので、相続する場合には遺産として申告する必要があり、相続税の課税対象となります。なお、相続税の申告が必要になるのは、故人の遺産総額が相続税の基礎控除額を超えた場合です。基礎控除額を算出する方法は「3000万円+600万円×法定相続人の人数」です。相続財産が基礎控除額を超えていても、さまざまな特例や控除によって申請が不要になる場合もあるため、確認してみましょう。

遺産分割協議を行う

遺産分割協議とは、相続人にあたる人が全員で集まって、遺産の分け方について話し合うことです。また遺産分割協議書とは、故人が遺した遺産をどのように分け合ったかをまとめて記す書類を指します。基本的に遺産は、遺言書に書かれている内容や、法定相続分で遺産を分けることになっていますが、相続人全員の合意があれば分割の割合を変更できます。

 

しかし、遺産分割協議を行う際には、相続人の全員が出席及び合意をしなければ無効になってしまいます。例えば、隠し子の存在を知らずに協議を進めてしまった場合や、相続人のうちの1人が行方不明だったため除外して行ったという場合であっても協議は無効です。

【遺品整理】トラブル防止のためにできること

大切な故人を気持ちよくお見送りするためにも、遺産や遺品を巡った親族内のトラブルは避けたいものですよね。ここでは、遺品整理をする際に現金トラブルを防ぐ方法をご紹介します。

遺言書・エンディングノートを確認

遺品整理を行う際の基本として、整理を開始する前に必ず遺言書や遺書、エンディングノートなどの内容を確認してください。遺品整理の際のトラブルとしてよく挙げられるのが、誰かが相続するはずだった遺品をうっかり捨ててしまったり、現金のへそくりが入っていることに気がつかず、遺品を処分してしまうケースです。

 

遺言書やエンディングノートを確認するだけでも、避けられることがほとんどなので、事前にチェックしておきましょう。遺言書やエンディングノートの存在については、生前に話をしておくと安心です。

第三者や立会人にも来てもらう

遺品整理の業者に依頼する場合、遺族や相続人が立ち会うのはもちろんのことですが、業者に依頼せずに自分で整理を行う場合においても、他の人を呼んでおきましょう。

 

相続人同士で作業をしていれば、現金や貴重品等が見つかった場合に確実に遺産目録へ記入できますし、紛失等のトラブルが起きて疑われてしまうこともありません。盗難等の抑止にもつながるため、必ず複数人で作業を行うか立会人に来てもらいましょう。

慎重に処分する

遺品整理は、最初から最後まで常に慎重に行う必要があります。理想としては、法定相続人となる全員で行うのがベストなのですが現実的には難しいため、遺品整理を始める時期や、整理を行うメンバー、作業の進捗状況などは全員に伝える必要があるでしょう。

 

また、捨てるか売るか判断に迷ったときには、1人で解決せずに、常に周りの人に相談してください。遺品の整理を黙って1人でどんどん進めてしまうと、親族が不信感を抱いてしまい、トラブルに発展する可能性が高まります。

プロの手を借りるのもおすすめ

遺品整理がなかなか進まない場合や、時間がない場合には、遺品整理業者に依頼するのもおすすめです。自分で遺品整理を行えば、費用を節約できるということや、ゆっくりと個人との思い出に浸って気持ちの整理をつけられるというメリットがあります。その反面、慣れない作業だからこその失敗が多くなり、トラブルを起こしてしまう可能性もあるでしょう。

 

遺品整理をするときには、故人の契約関係や書類関係、近隣住民への配慮など、考えなければならないことが山積みです。自信のない方は、プロに依頼して全面的にサポートしてもらいましょう。遺品整理業者の人は、へそくりを見つけるのも上手なので、思わぬ場所から探し出してくれるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。へそくりの種類やよくある隠し場所、へそくりを見つけたときの対処法などをご紹介しました。そもそもへそくりは、人に見つからないように隠されているため、探し出すのが困難です。今回ご紹介したよくある隠し場所の例を参考にしていただき、無事にへそくりを回収してください。

 

また、見つけたへそくりは、必ず遺品目録に記録し、遺産として申告しましょう。親族内でのトラブルを避けるためにも、遺産分割協議や遺品整理を進める際の報告を欠かさないようにしてください。

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