絵画の買取価格をアップさせるコツとは?買取先の選び方も解説
親戚や家族から絵画を譲り受けた場合や、引っ越しや模様替えを機に処分したい場合には、買取に出すのがおすすめです。今回は、絵画の買取価格をアップさせるためのコツや、買取先の選び方について詳しくご紹介します。
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絵画の買取価格をアップさせるコツ
まず、絵画を少しでも高く買い取ってもらうためのコツをご紹介します。ちょっとした工夫で買取価格に影響が出るため、ぜひ参考にしてみてください。
額縁に入れて買取を依頼する
無名の画家による絵画でも、額縁に入っているだけで高い価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。なぜなら、額縁の価値も査定価格に含まれているからです。可能であれば、絵画にあった額縁に入れて買取を依頼しましょう。
実績のある専門業者に依頼する
絵画の査定はブランド品や家電の査定とは異なり、絵画に関する十分な知識が必要になります。そのため、買取や見積もりは絵画の買取に実績のある専門業者に依頼することが大切です。時間に余裕があれば、複数の買取業者に査定を依頼し比較してみるのも良いでしょう。
管理をしっかりと行う
きれいな状態で買い取りを依頼するに越したことはありませんが、無理に掃除をしてしまうと絵画を傷つけてしまう可能性があります。優しくホコリを取り除く程度に留めておきましょう。また、紫外線が当たらないような工夫を行ったり、カビが生えないよう乾燥した場所で保管したりなど、普段から絵画の取り扱いに注意を配ることで、買取価格アップにつながるでしょう。
絵画買取先の選び方
次に、絵画買取先の選び方についてご紹介します。
ネットオークション
気軽に絵画を売却したいという場合には、インターネットオークションを活用するのがおすすめです。個人間のやり取りになるため、値段のつけ方が難しい面もありますが、出品のタイミングによっては、相場よりも高い金額で売却することもできるでしょう。
買取専門業者
買取専門業者にはさまざまな業者がありますが、やはり絵画や美術品の買取を専門にしている業者を選ぶのがおすすめです。専門業者であれば、適切な査定が行えるというだけでなく、デリケートな絵画や美術品の持ち運びについても知識を持っているため、安心して任せることができるでしょう。
ギャラリー
ギャラリーの中には、絵画や美術品の販売業務と並行して買取業務も行なっているところがあります。特定の作者のコレクションを買い取ってもらいたいという場合には、その作者の作品を取り扱っているギャラリーに買取を依頼することで、相場以上の金額で買い取ってもらえる可能性が高くなるでしょう。
しかし、委託販売では必ず売れるとは限らないので、できるだけ早く換金したいという場合にはネットオークションや買取専門業者に依頼するのがおすすめです。
買取価格が高い絵画とは?
最後に、買取価格が高い絵画についてご紹介します。
日本画
日本画とは日本で生まれた絵画のことで、歴史的な絵画様式を使用されているのが特徴です。代表的な作家としては、平山郁夫や片岡珠子などがあげられます。特に、清書した絵画である本画や、筆で書かれた浮世絵などである肉筆画であれば、無名画家の作品でも値段がつきやすい傾向にあります。
洋画
洋画は、西洋美術の手法を使って描かれた絵画のことです。油絵や水彩画など様々なテイストのものがあります。特に、藤田嗣治や絹谷幸二などの作品であれば高い買取価格がつく可能性が高くなります。
現代アート
現代アートには、はっきりとした定義があるわけではありません。基本的には、現代社会の問題や課題に焦点を当てた作品のことを指しており、第二次世界対戦以降に生まれたジャンルです。絵画はもちろん、空間や映像、建物など様々な表現方法があるのが特徴です。美術品の中でも、トレンドや需要に合わせて価値が大きく変化しやすい傾向にあります。
まとめ
今回は、絵画を買取に出す際のコツや業者の選び方についてご紹介しました。絵画は、洋服や家電、本などとは違い、評価額にバラツキが出やすいのが特徴です。適切な価値を判定してもらうためにも、専門知識を持った業者に買取を依頼するのがポイントです。
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