築年数が経った空き家を建て替えようと思っても、費用がどのくらいかかるかわからず躊躇している方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、空き家の建て替えで解体する前にチェックすべきポイントや建て替えの費用目安、解体から建て替えまでの流れなどについてわかりやすく解説していきたいと思います。

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空き家の建て替えで解体する前にチェックするポイント

空き家を建て替える際、解体前にチェックすべきポイントがいくつかあるのでご紹介します。

建て替え可能なエリアがどうか

空き家の建て替えを検討する前に、まず建て替え可能エリアかどうか確認する必要があります。たとえ空き家を所有しているからといって、解体後に同じように建て替えできるとは限りません。用途地域の区分が変わってしまった、空き家の前の道路がなくなってしまったなどの理由で再建築不可物件になっている可能性もあるので、建て替えを検討する前に念のため確認しましょう。

リフォームやリノベーションとの比較

解体して建て替えることを検討する前に、リフォームやリノベーションできないか確認してみることをおすすめします。築年数が経っている家でも、大幅なリノベーションを行うことによって、建て替えよりもコストを抑えながら空き家を活用することができる場合もあります。

建て替えにかかる費用

空き家の建て替えを検討するにあたって、まず把握すべきなのは解体と建て替えにかかる費用です。単純に家を新築するよりも、解体という工程が入る分コストがかさむことになるので、全体的な費用を把握したうえで資金計画をしっかりと立てることが大切です。

建て替えスケジュールの確認

空き家を建て替える際は、事前にスケジュールについて確認しておく必要があります。仮住まいの家賃などの負担額がどのくらいになるか把握するためにも、依頼する業者の方と綿密に打ち合わせをしておきましょう。

空き家を解体して建て替えるための費用

空き家を解体して建て替えるための費用目安についてご紹介します。

解体費用の目安

解体費用は木造なのか鉄骨造なのか鉄筋コンクリート造なのかによって坪単価は異なります。もちろん業者によっても違いはありますが、木造であれば坪あたり3～5万円程度、鉄筋コンクリートになると6～8万円程度が目安となるでしょう。ただし、建物の状況や周辺の環境によってもかかる費用が異なるので、正確な金額を知りたい場合は事前に見積もりをとることをおすすめします。

建て替え工事の費用目安

建て替え工事費用の目安は、物件の坪数やどのような物件を建てるのか、また業者によっても大きく異なるため一概には言えませんが、概ね1,500～4,000万円程度が目安となるでしょう。この他に外構工事費用や工事中の仮住まいの家賃、引っ越し費用などもかかります。

空き家の解体から建て替えまでの流れ

空き家の解体から建て替えまでの流れは以下の通りです。

①解体および建て替え工事の見積もりを依頼する

②資金計画をたてる

③工事の依頼先を選定する

④建築確認申請を提出する

⑤住宅ローン審査を申し込む

⑥仮住まいに引っ越す

⑦工事が開始される

⑧完成後引き渡し

工事期間中の仮住まいを探す際は、短期契約可能な物件を見つけることが必要になります。なかなか見つからないことも考えられるので、早めに不動産会社に相談してみることをおすすめします。

空き家の建て替えは費用や流れも視野に入れて検討しよう

空き家の建て替えは、再建築可能かどうかの確認も含め事前の調査が必要不可欠です。また、解体費用が加算されるため一般的な新築工事よりも費用がかかることも覚えておかなくてはなりません。費用についてもスケジュールについてもきちんと計画を立てた上で、自分や物件に合った方法を選びましょう。