「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」を

見てきました。

倉俣史朗氏と言えば、ミスブランチ（1988年）が代表作です。

当時の販売価格は1脚 200万円。

最初のプロトタイプはコクヨが保管しており、世界に56脚存在しています。

なんとも言えない緊張感とその独特な佇まいですが、

個人的にはどんな座り心地なのかとても気になるところです。

ミスブランチは、2015年に世界的なオークションのサザビーズに出品され、

269,000ポンド(当時日本円で約5千万円）で落札されました。

それほど世界的評価の高いデザインなんですね。

ちなみにこの照明も倉俣史朗氏のデザインです。

専門店などで見たことのある人も多いのではないでしょうか。

オバQ（K-series）

普段見ることのできない名品や家具作品、デザイン資料等展示されており

倉俣史朗氏の全貌にせまるとても有意義な展覧会でした。

この展覧会は8月18日（日）までの開催です。
ご興味ある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

場所：京都国立近代美術館

●倉俣史朗　KURAMATA SHIRO（1934‒1991）
東京都出身

東京都立工芸高校木材科卒業

桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業

三愛宣伝課、松屋インテリアデザイン室を経て、クラマタデザイン事務所設立。

インテリア・デザイナー、家具デザイナー

フランス文化省芸術文化勲章受章