掛軸の飾り方!飾る時の基礎知識や正しい掛け方、注意点などを解説
掛軸は和室や床の間を彩る、日本の伝統的なインテリアの一つです。しかし、どのように飾るのが適切か、正しい掛け方を知らない人も多いでしょう。そこでこの記事では、掛軸の飾り方について、基礎知識や手順、注意点などを解説します。
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掛軸の飾り方の基礎知識
掛軸の飾り方の基礎知識を、3つ紹介します。
- 床の間に合うサイズを選ぶ
- 季節や用途に合わせて掛ける
- 装飾品が被らないようにする
床の間に合うサイズを選ぶ
掛軸を飾る時は、床の間に合うサイズを選びましょう。一般的に横幅は床の間の3分の1程度、縦の長さは掛軸を全てほどいて吊るせる長さが良いといわれています。長さのバランスが悪いと見栄えも悪くなってしまうので、綺麗に飾るためにも事前に床の間のサイズを測って合うものを選ぶのが大切です。
季節や用途に合わせて掛ける
掛軸を飾る時は、季節や用途に合わせて使い分けましょう。掛軸には様々な絵柄があり、それによって使用する際の用途や季節が変わります。用途には普段掛け・仏事掛け・慶事掛けの3つがあり、ご自宅の状況に合わせて使い分けるのが基本です。
一般的に普段掛けは日常使いする掛軸で、仏事かけは法事や弔事、慶事は祝い事で使用されます。用途の違うものを使用するとその場に相応しくないので、行事がある時は掛軸を見直すのが大切です。また、普段掛けは季節によっても使い分ける場合が多く、季節ごとに合う絵柄の掛軸を選ぶのが風流です。
装飾品が被らないようにする
掛軸を飾る時は、床の間の装飾品が被らないようにしましょう。床の間には掛軸以外にも壺や花瓶などを置く場合がありますが、置いた装飾品によって掛軸に影ができると見栄えが良くありません。掛軸の美しさを最大限発揮できなくなるので、飾る時は掛軸を先にかけて、後からバランスを見て装飾品を追加するのがおすすめです。
掛軸の飾り方
掛軸の飾り方は、以下の手順です。
- 巻緒をほどく
- 矢筈を使って掛ける
巻緒をほどく
掛軸を飾る時は、桐箱から出して巻緒をほどきましょう。巻緒とは掛軸の巻きを留める紐の部分で、どの掛軸にも必ずついています。巻緒をほどいたらゆっくりと掛軸の巻きを解いていき、上の部分の巻きが取れたら床に置きます。
矢筈を使って掛ける
床に置いた掛軸を、矢筈に引っ掛けます。矢筈とは、掛軸を掛けるときに使用する先端が二股の工具で、和室用品や掛軸を取り扱う店で購入できます。矢筈に巻緒の部分を引っ掛けて掛軸の下部を抑えたまま、壁の針に掛けましょう。針にかけたらゆっくりと矢筈を巻緒から外して、掛軸の下部の巻きを解いていきます。無理に巻きを解くと破れる可能性もあるので、ゆっくりと慎重にほどきましょう。
掛軸を飾る時の注意点
掛軸を飾る時は、清潔な手で行いましょう。掛軸に使用されている和紙はゴミや汚れなどを吸収しやすく、付着すると取れなくなってしまう恐れがあります。ゴミがつくとカビや虫が繁殖する原因にもなるので、掛軸を取り扱う際は手を綺麗に洗うのが大切です。また、飾る時に使用する矢筈も、先端の部分に汚れが付着してないか確かめてから使用しましょう。
掛軸の基本の飾り方を覚えましょう
掛軸を飾る時は、床の間のサイズに合うものを選び、用途や季節に合っているか確認する必要があります。用途が合わないものを使うとその場に相応しくないので、行事がある時は掛軸を見直すと良いでしょう。また、掛軸に影が写るのも良くないので、床の間に置く装飾品は掛軸に影が被らないようにします。
飾る際は掛軸の巻緒をほどいていき、矢筈を使用して慎重に壁に掛けていきます。手が汚れていると掛軸の汚れの原因になるので、取り扱う際は事前に手を洗い、清潔な状態にするのが望ましいです。掛軸の飾り方を覚えて、床の間を華やかにしましょう。