掛軸の保管方法!正しい手入れの仕方と取り扱う時の注意点を解説
複数の掛軸があると、用途や季節によって掛けかえて、和室の雰囲気を替えられるのが魅力です。しかし、使用しないものを保管しようとすると、正しい保管方法がわからず困ることもあるでしょう。そこでこの記事では、掛軸を保管する時の注意点やきれいに保管するポイントを紹介します。
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掛軸を保管する時の注意点
掛け軸を保管する時の注意点を、3つ紹介します。
- 高温多湿を避ける
- 虫対策をする
- かけたままにしない
高温多湿を避ける
掛軸を保管する時は、高温多湿の環境を避けましょう。掛軸の材質は和紙なので、湿気が多い場所では紙が水分を吸収したり、カビが発生したりする可能性があります。また、高温の場所では変形の恐れもあるので、掛軸は涼しい暗所に保管するのが望ましいです。カビは一度繁殖すると滅菌するのがむずかしいので、日頃の保管に気をつけて掛軸を長く使用しましょう。
虫対策をする
掛軸を保管すると、虫に食われることがあります。そのため、保管する際は虫が寄りつかないよう、ゴミなどは事前に取り除きましょう。ゴミが付着すると保管した際に取れなくなる恐れもあるので、掛軸はなるべく綺麗な状態でしまうのが望ましいです。
掛けたままにしない
掛軸の保管が面倒だからといって、掛けたままにするのは避けましょう。掛軸を掛けっぱなしにすると日焼けやシミが発生する恐れがあり、作品自体が劣化しやすくなります。また、掛けていても湿気が多いとカビは発生するので、定期的に外してメンテナンスをしながら使用するのが望ましいです。
掛軸をきれいに保管する方法
掛け軸をきれいに保管する方法を、4つ紹介します。
- 桐箱に入れる
- 正しい巻き方をする
- 防虫剤を使う
- 定期的に干す
桐箱に入れる
掛軸を保管する時は、専用の桐箱を使用しましょう。桐箱は湿気に強いため、中に入れると湿気やカビを防ぐ効果が期待できます。また、虫にも強いといわれており、虫食い対策としても最適です。保管の際は入れる向きなどを確認して、掛軸本体を和紙などで軽く包んでから入れると綺麗に保管できます。
正しい巻き方をする
掛軸を保管する時は、正しい巻き方でしまいましょう。長時間掛けたままの掛軸は、和紙が乾燥して巻く時に折れてしまう可能性があります。そのため、掛軸を外したら矢筈を掛け緒に掛けたままにして、ゆっくりと慎重に巻き上げるのが大切です。巻き終わったら紐で結んで、しっかりと固定したら終了です。
防虫剤を使う
掛軸の保管で虫が気になる場合は、防虫剤を使用するのもおすすめです。防虫剤には虫の苦手な香りが含まれており、掛軸を虫食いから守って綺麗な状態で保管できます。市販で購入できる洋服用のものでも構いませんが、掛軸用のものが販売されているので、そちらを使用する方が効果は期待できるでしょう。
定期的に干す
掛軸を長期間保管する場合、年に数回程度干しましょう。きちんと管理していても密閉された箱の中では湿気が溜まり、掛軸の劣化につながる恐れがあります。そのため、定期的に箱から取り出して掛軸を広げ、和紙に湿気がこもらないようにするのが大切です。梅雨や夏場に行うと部屋の湿気がついてしまう場合もあるため、行う時は比較的乾燥している時期がおすすめです。
掛軸は適切な方法で保管しましょう
掛軸を保管する時は、高温多湿や虫に気をつける必要があります。また、保管による劣化を防ぐため掛けたままにすると、日差しによってシミや日焼けが発生することもあるため、定期的に掛軸は交換するのが望ましいです。保管する際は正しい巻き方で桐箱に入れ、防虫剤を使用して定期的に干すと、劣化を防ぎやすくなります。掛軸は適切な方法で保管して、劣化を防ぎましょう。