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掛軸の選び方!種類や用途、季節に合わせて選ぶポイントを解説

適切に選んだ掛軸

 

掛軸は、和室を彩ってくれる日本の伝統的なインテリアの一つです。しかし初めて飾る場合は、絵柄や種類が多く何を選ぶのが適切かわからない人も多いでしょう。そこでこの記事では、掛軸の選び方について、種類や用途、季節に焦点を当てて解説します。

この記事を読むための時間:3分

掛軸の選び方①:種類で選ぶ

掛軸には、床の間用と仏壇用の2種類があります。それぞれサイズや絵柄が異なるので、どこに置くか考えて種類を選びましょう。基本的には、床の間に飾る時は床の間用、仏壇に飾る時は仏壇用を選びます。間違えるとサイズが違って綺麗に飾れないこともあるので、購入の際はよく確認するのが大切です。

掛軸の選び方②:用途で選ぶ

掛軸の用途は、主に3つに分けられます。

 

  • 普段掛け
  • 慶事掛け
  • 仏事掛け

 

それぞれについて解説します。

普段掛け

普段掛けとは、年中使用できるタイプの掛軸です。季節やイベントと関わりのない絵柄なので、基本的にはそのまま掛けておいても問題ありません。ただし、長期間掛けていると日焼けや劣化につながる恐れがあるので、可能であれば複数を使いまわすのが望ましいです。普段掛けの絵柄では、「山水」や「四季花」が多く用いられており、日常生活で見て楽しいものを選ぶと良いでしょう。

慶事掛け

慶事掛けとは、お祝い事の際に使用する掛軸です。結婚や出産、正月、誕生日、進学など、お祝い事の内容に合わせて掛軸もふさわしいものを選びます。例えば正月は「七福神」や「赤富士」、誕生日は長寿を表す「鶴亀」が適しているといわれています。他にも様々な絵柄の種類があるので、祝い事に合わせて気に入ったものを選ぶと良いでしょう。

仏事掛け

仏事掛けとは、法事や弔事の際に使用する掛軸です。また、お盆やお彼岸など祖先との関わりの深い行事でも使用することがあります。仏事掛けには文字のみが描かれた「字像」と絵柄が描かれた「絵像」の2種類あり、行事に合うものであればどちらを選んでも構いません。有名なものには「南無阿弥陀仏」の字が書かれた字像と、「観音菩薩」の絵が描かれた絵像などがあります。

掛軸の選び方③:季節に合わせる

掛軸は季節ごとに飾るものを変える場合もあります。以下より季節ごとの掛軸の選び方を解説します。

 

春の掛軸は、2月の終わりから5月の終わり頃に飾るのが一般的です。よく使用されるモチーフには「梅」や「桜」「鶯」などがあります。また、5月の終わりは端午の節句があるので、それに合わせてモチーフを選ぶことも多いです。

夏の掛軸は、7〜8月に飾るのが一般的です。よく使用されるモチーフには「紫陽花」や「立葵」「朝顔」「川蝉」などがあります。暑い季節ということもあり、涼しげな印象のある絵柄が人気です。

秋の掛軸は、9〜11月頃まで飾るのが一般的です。また、秋には初秋・中秋・晩秋の大きく3つの期間があり、それぞれ飾る絵柄を変えることが多いです。よく使用されるモチーフには、初秋の「桔梗」、中秋の「紅葉」や「柿」、晩秋の「山茶花」などがあります。

冬はお正月があるため、その期間は慶事掛けを使用し、正月明けから冬用の掛軸に変えます。よく使用されるものには「雪景」や「椿」「南天」などがあり、冬を感じさせるモチーフが人気です。

掛軸は用途や季節に合わせて選びましょう

掛軸には床の間用と仏壇用があるため、選ぶ時は間違えないようするのが大切です。一般的には掛軸は仏事や慶事など用途ごとに使用し、それ以外の場合は普段掛けを使用します。また、季節ごとに使い分ける場合も多く、掛軸を本格的に飾りたい時は、数本持ち合わせて掛け替えて使用するのが望ましいです。掛軸は用途や季節に合わせて、適切な絵柄を選びましょう。

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