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贈答品の正しいマナーを徹底解説!避けるべきギフトや注意点まとめ

真心を表す手の上のハート

 

誰かに贈り物をする際、マナーに迷ってしまった経験はありませんか?せっかく相手を思って選んだ贈り物でも、マナーを間違えてしまうと台無しになってしまう可能性もあります。そこで本記事では、贈り物をする際の基本的なマナーについてご紹介します。これだけ守っていれば大丈夫というポイントを押さえてまとめたので、プレゼントを贈る予定がある方はぜひご覧ください。

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予算はどのようにして決める?

贈答品を選ぶ場合、まずは予算から決める方も多いのではないでしょうか。贈り物をする相手との関係性やシーン、お互いの年齢によって金額の相場は異なります。注意点として、相場よりも高いものを贈ってしまうと、相手が恐縮してしまったり負担になってしまったりすることがあります。反対に、安過ぎるものを贈った場合は失礼にあたるでしょう。

 

お歳暮の一般的な予算は、3,000円〜5,000円ですが、これはあくまでも目安なので、相手との関係性やどの程度お世話になったかによって変えてください。特にお世話になった方には、10,000円ほどの贈り物をする方もいるようです。なお、お歳暮には「来年も、宜しくお願いします。」という意味が込められているため、夏のお中元よりも3割ほど予算を多めに設定しておくと良いでしょう。

贈答品を贈る時期のマナー

実は、贈答品を送る時期についてもマナーが存在します。贈り時期に関するマナーは、シーンによって異なりますが、基本的には相手の立場に立って考えると間違いないでしょう。

 

例えば、出産祝いは、母子の無事と健康を確認できてから贈ったり、引っ越し祝いは、家の片付けが落ち着いた時期に送ったりなどの思いやりが大切です。同じプレゼントを選んでも、心配り一つで大きく印象は異なります。

渡し方を決める際に気をつけたいマナー

贈り物を渡すときに、手渡しと郵送はどちらが良いのか迷ってしまうものです。もちろん、相手の元へ直接出向き、贈り物を手渡しするのが丁寧とされていますが、都合を合わせるのも大変なので必ず良いタイミングで会えるとは限りません。

 

また、贈り物のサイズやお互いの住んでいる場所によっては、郵送した方が良いでしょう。直接渡せず郵送で贈る場合には、メッセージカードや送り状を添えると一層喜ばれます。

贈答品を選ぶ際の注意点

ここでは、贈答品を選ぶ際に注意したいことをお伝えします。

訪問先の近所で購入しない

訪問先の近くで贈答品を購入すると、相手に購入場所を知られてしまう可能性があり、いかにも急いで用意した様子が伝わってしまいます。ギフトは、相手のことを考えながら気持ちを込めて選ぶものです。例え急いで選んだとしても、それが伝わらないように、相手の生活圏内や訪問先の近くで購入しないようにしましょう。

縁起の悪いギフトは選ばない

ギフトの中には、使い方のイメージや語呂合わせなどの理由で、避けた方が良いといわれている物が存在します。ここでは、縁起が悪いとされているギフトとその理由を見ていきましょう。

刃物

ハサミや包丁などの刃物は「縁切り」にちなんでしまうため、贈り物には選ばないようにしましょう。どうしても贈りたい場合や相手が希望している場合には、一言添えて渡せば問題ありません。

ハンカチ

ハンカチは昔「手巾(てぎれ)」と呼ばれていたため、「手切れ」を連想させることから、プレゼントには向いていません。特に白いハンカチは、亡くなった方の顔にかける白い布のイメージがあるため、絶対に避けましょう。

くし

く=「苦」、し=「死」をイメージさせるため、くしやブラシは縁起が悪いとされています。相手がヘアケアに力を入れ始めたからプレゼントしたい、などの特別な理由がある場合には、事情を伝えてプレゼントしても良いでしょう。

贈答品を渡す際の注意点

ここでは、贈答品を相手に渡す際に注意したいことをお伝えします。

基本は袋から出して渡す

贈り物の入った袋は、持ち運びの際のほこり避けの役割を果たしています。そのため、品物を出す際には、袋から出して中身だけを渡しましょう。ただし、外で渡す場合には持ち帰るための袋があった方が良いので、「袋のままで失礼いたします。」と一言添えたうえでそのまま渡しても問題ありません。

渡すタイミングに気をつける

ビジネスシーンでは、仕事の話を始める前に贈答品を渡しておきましょう。会食時など相手も出先の場合には、手荷物にならないように見送りの際に渡すのがベストです。個人宅を訪問する場合には、部屋に入り、挨拶や一言ニ言の会話を交わしたタイミングで渡すと良いでしょう。

場合によっては軽く一言添える

贈答品を渡す際のマナーは、「相手を思いやる気持ち」が基本に成り立っています。そのため、贈答品の中身が日持ちしない物の場合には、渡す際に伝えておきましょう。「生菓子のため日持ちしないのですが、和菓子がお好きと伺いましたので…」など、スマートに説明してください。

熨斗(のし)をつける際の基本マナー熨斗をかけた贈答品

 

ここからは、熨斗についての基本マナーを解説します。

そもそも熨斗とは

熨斗とは、贈り物に添える日本ならではの飾りのことです。友達同士のカジュアルなプレゼントには必要ありませんが、フォーマルシーンでの贈り物や目上の方へのギフトには必須です。熨斗飾りは、おもに「熨斗」「水引(みずひき)」「表書き」「名入れ」の4つで構成されています。

水引(みずひき)のマナー

水引は、ご祝儀袋や熨斗紙の中央に掛ける飾り紐のことです。水引の結び方には大きく分けて3パターンあり、目的に応じて使い分ける必要があります。

 

「結び切り」は、なかなか解けないことから、法事や葬儀、お見舞い、結婚祝いなどの何度も繰り返したくない場合に用いられます。「あわじ結び」も結び切りと同様に強い結び方をされているため、再度繰り返したくないシーンで使いましょう。

 

「蝶結び」は、簡単に解けて何度も結直せることが特徴です。そのため、出産祝いや入学祝い、長寿祝い、内祝いなど、何度起こっても良いおめでたいシーンに用いてください。

表書きのマナー

表書きは、熨斗の中央上部に記す、贈り物の目的のことです。表書きには、筆ペンや毛筆を使用するようにして、ボールペンや万年筆は避けましょう。お祝い事の時は濃い墨で書き、弔辞などの不幸にまつわる出来事の場合には、薄墨色を使用してください。

名入れのマナー

名入れとは、水引の下方に記す送り主の氏名です。上部の表書きよりも小さめに、中央に寄せてバランス良く記入しましょう。複数人で連盟する場合には、代表者の名前を中央に書き、その左に他の人の名前を記入します。送り主が4人以上になる場合は、代表者のみの名前を中央に書いて、左側に「外一同」と添え、贈り物の箱の中に全員の氏名を書いた別紙を入れておきましょう。

送り状を添える際の基本マナー

送り状を贈り物に添えると、より丁寧な印象を与えることができます。ここでは、送り状を書くときの基本的なマナーを解説します。

句読点は使用しない

句読点は、「終わり」や「区切り」をイメージさせてしまうため、お礼状を書く際には避けましょう。読みにくくならないように、改行やスペースを上手に用いてメッセージを伝えてください。

インクの色を使い分ける

葬儀屋や法事などのシーンでは、「悲しみの涙で、墨の色が薄まった」という意味を込めて、薄墨を使って送り状を書きましょう。一方、お祝いごとのシーンでは、黒や濃いブルー、紺などのはっきりした色調のインクを使ってください。

忌み言葉を避ける

「消える」「なくなる」「断る」「終わる」「裂ける」などは、「忌み言葉」と呼ばれており、縁起が悪いとされている言葉です。送り状にも使用は控えた方が良いとされているため、注意してください。

 

また、「たびたび」や「ますます」などは「重ね言葉」と呼ばれており、物事が繰り返すイメージを持たせます。そのため、何度も繰り返すことを望まない弔事や結婚祝い等のシーンでは避けましょう。

マナーを守って相手に喜ばれる贈答品を

本記事では、贈答品や送り状に関する基本的なマナーをご紹介しました。マナーを守ってギフトを渡すことで、相手にもより一層喜んでもらえるでしょう。ぜひ今回の内容を参考にしていただき、自信を持ってギフトを贈ってくださいね。

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