葬儀後に弔電に対するお礼の方法や正しいマナーについて解説!
「弔電をいただいたけどお礼はするべき?」
「お礼はどうすればいいの?」
このような悩みを持った方は多いのではないでしょうか。貰った弔電に対して、お礼は必須です。しかし、適切なお礼の仕方を知らないと、失礼に当たる可能性があります。一方で、マナーやお礼状を書くルールを知っていれば、感謝の旨を正しく伝えられるでしょう。
この記事では、弔電のお礼をする際のマナーやお礼状を書くときのポイントを解説しています。ぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
弔電にはお礼が必要?
弔電とは、故人と遺族を思っている人が、葬儀に参列できない代わりに、気持ちを手紙として送るものです。そのため、参列者同様にお礼をするのがマナーです。また、弔電と一緒に供物や香典などを送ってくれる場合もあります。その際は、いただいたものに適したお返しをするのも重要です。
弔電のお礼をする際のマナー
弔電のお礼をする際のマナーは以下の3つです。
- お礼をするタイミング
- 手紙や直接お礼を伝える
- お返しものの有無
それぞれ詳しく解説していきます。
お礼をするタイミング
弔電のお礼は、葬儀が終わったらすぐに送るのが望ましいです。しかし、葬儀直後だと親族は告別式の準備や進行により、肉体的にも精神的にも疲れが溜まっていると考えられます。無理をすると身体を壊しかねないため、弔電のお礼は葬儀後一週間以内に送ればいいでしょう。
手紙や直接お礼を伝える
お礼は直接相手のところに出向くのがおすすめですが、予定が合わない可能性もあります。その場合はお礼状として、手紙を送るのもいいでしょう。手書きで書けば、より感謝の気持ちを伝えられます。一方で、メールなどを使ったお礼は、控えたほうが良いです。とくに目上の方やご縁が深くない人に失礼だと思われかねません。
お返しものの有無
弔電のみを頂いた場合は、お返しの品物をつける必要はありません。相手に遠慮させる可能性もあります。しかし、弔電に合わせて香典や供物を送って頂いた際は、お返しを用意するのがマナーです。貰った品物の金額の3分の1~2分の1程度のお返しものを、忌明け後に送りましょう。
お礼状を書くときのポイント
お礼状を書くときのポイントは以下の3つです。
- 文章のルールを守る
- 派手なハガキなどは使わない
- 差出人を喪主にする
それぞれ詳しく解説していきます。
文章のルールを守る
手紙でのお礼は、簡易的な方法であるとされています。そのため、文章の冒頭で必ず略式であることを記載し、お詫びするのが重要です。また、お礼状のルールには「句読点を付けない」「縦書きで書く」などの決まりがあります。もし、句読点がないと文章が読みづらくなる場合は、適度に改行するといいでしょう。
適切な道具を使用する
弔電のお礼を書く際は、筆や筆ペンがおすすめです。ボールペンでも問題ありませんが、筆の方が格式が高くお礼の気持ちが伝わりやすくなります。また、ハガキや便箋はシンプルなものが良いとされています。カラフルなものや奇抜なデザインは避けるなど、マナーを守って正しくお礼をしましょう。
差出人を喪主にする
喪主以外の人が書いた場合でも、お礼状の差出人は喪主にしましょう。喪主以外の名前にすると、お礼状を受け取った側が誰の葬儀だったか混乱する恐れがあります。もし、喪主以外の人の名前を載せたい場合は、連名がおすすめです。
弔電のお礼で感謝を伝えよう
弔電のお礼は必須です。ただし、感謝の気持ちを正しく伝えるためにも、お礼のマナーやお礼状のルールを守る必要があります。たとえば、お礼状は葬儀後1週間以内に送れば、自分の負担にもならず相手も待たせすぎません。また、筆を使ってお礼状を書けば、丁寧にお礼しようという意志が、相手に伝わるでしょう。