アンティーク家具の手入れ方法!長く使うための注意点やコツも紹介
制作から100年以上もの時を経て愛され続けるアンティーク家具。古いものであるため、壊れやすくデリケートなイメージがあるアンティーク家具は、「長く使いたいけれど、お手入れはどうしたらいいの?」と悩む人も多いでしょう。そこで今回はアンティーク家具のお手入れ方法や注意点を解説します。
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アンティーク家具のお手入れ方法
アンティーク家具の日常のお手入れ方法をご紹介します。
乾いた布で乾拭きする
アンティーク家具のお手入れは、家具の種類や塗装方法などに関わらず、乾いた布で乾拭きをするだけで十分です。なぜなら、アンティーク家具は塗膜やワックスがはがれやすいため、大切な家具だからと頻繁に手入れをするとかえって傷みの原因となってしまうからです。アンティーク家具だからといって、特別な手入れは必要ありません。むしろなるべく何もしないのが長持ちさせる秘訣なのです。
2~3ヶ月に一度はワックスを刷り込む
アンティーク家具は普段は乾拭きのみで十分ですが、長持ちさせるには2~3ヶ月に1回、天然蜜蝋のワックスを柔らかい布で刷り込むと良いでしょう。ワックスは艶出しだけでなく、細かい傷をタッチアップして、家具を乾燥やシミ、白化から守る効果が期待できます。ワックスでお手入れをする際の手順は以下の通りです。
- 家具の表面を乾拭きしてホコリや汚れを落とす
- ウエスに蜜蝋ワックスを取り、木目に沿って塗り込む
- 新しいウエスで余分なワックスを拭き取る
- ワックスで磨くように木目に沿って拭き上げる
ワックスは拭き取りが足りないとべたつきや色移りの原因となります。また、ワックスを塗って放置すると、ワックスが固まってうまく拭き取れなくなるため、余分なワックスはすぐに拭き取るようにしましょう。
アンティーク家具を手入れする際の注意点
アンティーク家具の手入れをする際に注意するべき点を解説します。
塗料仕上げの家具は乾拭きでもなるべく拭かない
ウレタン塗装やラッカー塗装、カシュー塗り、漆塗りなど塗料で仕上げされている家具は、乾拭きしただけでも塗料がはがれたり傷ついてしまったりする可能性があります。そのため、汚れていない限りは乾拭きも避けるようにしましょう。
水拭きする際は水分をしっかり絞る
汚れが乾拭きでは落ちない場合は、水拭きで落とせる可能性があります。しかし、アンティーク家具は水分に弱いため、できる限り固く絞り、水をしっかり切ってから拭くようにしましょう。また、水拭きした後は必ず乾拭きをして家具に水分が残らないようにしてください。
アンティーク家具を長く使うためのコツ
アンティーク家具を長持ちさせるには、お手入れ以外にも気を付けるポイントがあります。
エアコンの風・直射日光・湿気を避ける
アンティーク家具に使われている木材は、エアコンの風や直射日光に当たると乾燥して割れたり、変形したりする恐れがあります。直射日光やエアコンが当たらない部屋に置く場合は、カビの原因となる湿気に注意しましょう。
ポットや花瓶など水や熱物を置く際は下敷きを敷く
アンティーク家具は現代の家具に比べると傷ができやすく、水や熱に弱い性質があります。そのため、花瓶を飾ったり、熱いお茶の入ったポットや料理の皿を置いたりする場合はコースターやクロスなど下敷きを敷くようにしましょう。
アンティーク家具を長持ちさせるには日々の使い方が大切
アンティーク家具は、普段使いする上で特別なお手入れをする必要はありません。むしろ、頻繁に拭いていると傷などのダメージを与えてしまう恐れがあります。普段は汚れやホコリがあれば乾拭きをする程度に止め、数ヶ月に1度ワックスで丁寧にメンテナンスをすると良いでしょう。
アンティーク家具を長持ちさせるためには、お手入れ方法だけではなく置き場所や使い方にも注意が必要です。エアコンの風や直射日光、湿気が多い場所は避け、物を置く際は下敷きを敷くようにしましょう。